おうち会議

MOM活動/「話し合う」活動

おうち会議とは

言いたいこと、聞きたいこと、もっと考えたいこと。毎日の生活から生まれる住まいへの気持ちや思いを、みなさんと本音で語り合う「おうち会議」。暮らす立場からのリアルな意見の中には、ここでしか気づくことのできない、住まいと暮らしの「今」と「これから」を考えるたくさんのヒントがあるはずです。

おうち会議 Vol.07

「郊外に暮らす」を考える

テレワークが広がり、毎日通勤しなくなったという人も多いのではないでしょうか。住まいを決める際に「通勤のしやすさ」の重要度が下がったことで、都心から郊外に移り住む方も増えています。また、都心に比べて自然環境が良いことも魅力といえるでしょう。今回のおうち会議では、郊外に分譲マンションを購入した方にお話を伺いながら、「郊外に暮らす」ことの価値について考えていきます。

2021.02.25

都心から郊外へ。住んでみて感じた郊外暮らしのリアル

都心を離れ、郊外に分譲マンションを購入した5名の方に、
引っ越しを考えたきっかけや
実際に住んでみて感じたことなどをお伺いしました。

※ 文中にある内容についてはご回答者ご自身の個人的な感想や感覚が含まれており、名鉄不動産としての見解を述べたものではありません。郊外とは東京23区外を指しています。

Aさん

□ 夫婦+子供1人(1歳娘)

□ ご主人様(35歳)

□ 2年前に杉並区から東京都小平市の分譲マンションに引っ越し

都市部に閉塞感を感じ、緑が多い郊外へ

Q1. 23区から郊外へ引っ越したきっかけや理由は?

A1. 緑が多く、開放感のある場所に住みたかった

杉並区で10年ほど賃貸マンションに住んでいました。エリアにも家にも満足していましたが、少し閉塞感を感じていました。そこで、将来子供ができたら広い家に引っ越すことになるだろうし、思い切って環境を変えてみようと思ったんです。

馴染みのある中央線沿線で、道が開けていて緑が多い場所に住みたいと考えて新居を探しました。いくつか物件を見て回って決めたのが、小平市にある今住んでいる分譲マンション。近くには春になると桜が咲く緑道があり、季節を感じながら心地良く暮らしていけそうだなと感じたのが決め手となりました。

Q2. 新築・中古のこだわりはありましたか?

A2. できれば新築が良かった

住宅ローン控除や初期費用の面で、新築のほうがメリットがあると考えました。将来家族が増えることを想定していたので、ファミリー向けの共用施設なども新しいほうがいいかなと思いました。

Q3. 郊外に住んで感じたメリット・デメリットは?

A3. 大きな公園があって、人ものんびりしていて暮らしやすい

近所に都内有数の大きな公園があり、周辺に緑が適度にあるのが贅沢だなと感じています。子供を公園に連れていくときも道幅が広くて安心感がありますし、すれ違う人と自然に挨拶を交わすことも。気持ちにゆとりのある人が多いのか、のんびりした時間を過ごせるのがいいところだなと実感しています。

デメリットに感じるのは、車がないと移動が少し不便になること。以前は駅に行けば買い物などの用事はすべて済ませられたのですが、今住んでいるエリアは車移動のほうが便利に暮らせる街のつくりになっています。今は車を持っておらず、必要なときにレンタカーを利用するスタイルですが、普段は公共交通機関で行ける場所にしか出かけられていないので少し残念です。

Q4. 23区に住んでいた頃と変わったこと・変わらないことは?

A4. 散歩をする機会が増えた

以前は20分くらいだった通勤時間が今では1時間に。覚悟はしていましたが、通勤は少し大変になりました。プラスの変化は、近所に緑が多いので散歩をよくするようになったこと。目的もなく、家族でのんびりと歩くだけでも気分転換ができています。

意図的に変えなかったのは買い物の仕方です。以前も今もスーパーに行かずに生協を活用しています。また、マイカーの購入については様子見中です。

Q5. コロナ禍で働き方は変わりましたか?

A5. テレワークが増え、通勤の悩みが解消した

テレワークが進み、今はほぼ在宅で仕事をしています。引っ越す際のデメリットだった片道1時間の通勤がなくなったので、郊外暮らしのメリットだけが残った形になりました。

最初はリビングで仕事をしていたのですが、腰が痛くなってちゃんとしたワークチェアを購入。物置になっていた1部屋を仕事部屋にしました。気になるのは、在宅での仕事が増えて光熱費が増えたことと、インターネット回線が遅いと感じることです。

Q6. 郊外への引っ越しを考える方へのアドバイスは?

A6. 郊外は車があったほうが便利

私が住む小平市は緑が多く、人も温かいエリア。車があれば、さらに便利に暮らせるはずです。物件を選ぶ際は、ハザードマップや治安を確認するのも大事だと思います。

私自身は、子供の成長に合わせて、その時々に家族に最適な住まいを考えていきたいです。

Bさん

□ 夫婦+子供2人(中1息子・小4娘)+ネコ

□ 奥様(49歳)

□ 13年前に埼玉県入間市の分譲マンションに引っ越し

郊外の駅近物件は暮らしやすさ抜群

Q1. 23区から郊外へ引っ越したきっかけや理由は?

A1. 物件価格が安く、実家に近い場所に住みたかった

以前は練馬区で家賃12万円の1LDKに2人暮らしでしたが、このまま払い続けるのは微妙だなと感じていました。夫は東京勤務で、私が所沢勤務だったため、家賃が安い所沢に引っ越したのですが、その後子供が生まれたタイミングで私の実家に行きやすい入間市で分譲マンションを購入することを決意しました。

当初は生まれ育った入間市以外に住みたい気持ちがあって所沢市でも物件を探しましたが、物件価格を比べると、駅からの距離や間取りが同じくらいの物件で1000万円くらいの差がありました。トータルで考えたら、入間市のほうが良かったです。

Q2. 新築・中古のこだわりはありましたか?

A2. 新築は見つからず、中古を購入

私はできれば新築がいいなと思っていましたが、探していたエリアで新築がなかったので中古を購入。夫が東京出身で、「郊外に住むなら駅から徒歩1、2分の場所がいい」というこだわりがあったので、条件に合致する物件をいくつか回りました。駅の近くに中古としてはキレイな物件が見つかり、購入を決めました。

Q3. 郊外に住んで感じたメリット・デメリットは?

A3. 駅近物件に住めば、駅前でだいたいの用事が済む

お店の数は都内にかなわないですが、駅の周りに飲食店や病院、銀行などがそろっているので便利です。自分の家の周辺で必要な物事を済ませられるのがいいですね。また、住んでみて改めて良いなと思うのは、住民同士の挨拶があること。練馬区に住んでいるときは人とすれちがってもほとんど挨拶はしなかったですね。

デメリットは、郊外といっても駅周辺に住んでいることもあって公園があまりないこと。それと、都心に比べて電車の本数が少ないのは、たまに出かけるときに不便に感じることがあります。

Q4. 23区に住んでいた頃と変わったこと・変わらないことは?

A4. 車移動が多くなった

都内に住んでいたときは2人暮らし、今は2人の子供がいるので、生活スタイルはがらりと変わりました。子供がいるので夜遊びに出かけることもなくなりました。

比較できるとしたら、車の移動が増えたこと。都内にいたときは、駐車場が高く、電車のほうが便利だったので車を持っていませんでした。以前は仕事帰りに毎日スーパーに寄っていましたが、今は週末に車で出かけてまとめ買いするスタイルになりました。

Q5. コロナ禍で働き方は変わりましたか?

A5. もともと自宅で仕事することも多く、特に変化なし

私自身は所沢で仕事をしていて、以前からリモートワークが導入されていたので働き方に大きな変化はありません。ただ、小学校が休校になってしまったときは子供優先となり、仕事にあてられる時間が減ってしまいました。

大変だったのは、子供たちがずっと家にいることに飽きてしまったこと。我が家のマンションだと遊ばせる場所に困りました。戸建てや大きな中庭があるマンションだと、コロナ禍でも思いっきり遊ばせることができたのかなと思います。

Q6. 郊外への引っ越しを考える方へのアドバイスは?

A6. 子供の人数をふまえ、間取りを選んだほうがいい

我が家は4人家族で3LDKですが、今後子供が自室を欲しがったらどうしようかと困っています。できれば4LDKが良かったなと思います。

私が住む入間市は治安もいいですし、のんびりした方も多いので、子育てするのにおすすめの場所です。

Cさん

□ 夫婦

□ ご主人様(39歳)

□ 13年前に杉並区から神奈川県相模原市の分譲マンションに引っ越し

始発駅なら、郊外でも通勤しやすい

Q1. 23区から郊外へ引っ越したきっかけや理由は?

A1. 都会があまり好きでなく、始発で通える郊外に住みたかった

都会は人が多くてもともと苦手だったのですが、杉並区にある社宅に3年ほど住んでいました。しかし、スーパーが狭いことに慣れず、郊外への引っ越しを決意。

相模原市を選んだのは、始発で座って通勤できるのが一番の理由です。また、地震や大雨に強い立地だったことも大きいですね。

Q2. 新築・中古のこだわりはありましたか?

A2. 新築が良かった

新築にこだわっていました。中古は所有者の顔が見えていて交渉しにくいですが、新築は不動産会社相手なのでいろいろと交渉しやすいので。

Q3. 郊外に住んで感じたメリット・デメリットは?

A3. スーパーが広くて買い物しやすい

住んでみて良かったのは、スーパーが広いこと。駅前に大きな商業施設ができてさらに便利になっているので、このエリアを選んで良かったです。また、将来、近くにリニアが通る予定なので楽しみです。あと、緑が多いのもいいですね。

残念に感じたのは、大きな総合病院がないことと、車社会のため交通量が多いこと。車が多いのに歩道が狭いので、将来的に改善されたらうれしいです。

Q4. 23区に住んでいた頃と変わったこと・変わらないことは?

A4. 片道2時間通勤になった

以前は通勤時間30分でしたが、今は2時間かかります。始発駅なので座れることが多いですが、起床時間は早まりました。また、都心は物価が高いですが郊外は比較的物価が安く、お得に買い物できるので、自然と自炊が多くなりましたね。

変わったことは、通勤時間が長いこともあって平日に家族と夕飯を食べられなくなってしまったこと。引っ越し前から頭ではわかっていましたが、思っていたよりも残念な気持ちでした。また、あえて変えなかったことは、車を持たないこと。夫婦2人なので自転車があれば十分かなと思っています。

Q5. コロナ禍で働き方は変わりましたか?

A5. 週2でテレワークになった

今は週3で出社、週2でテレワークになりました。用途が決まっていなかった3畳ほどの小部屋を仕事場にしています。周辺の飲食店は休業していましたが、こちらに引っ越してからは自炊が増えていたので、生活に大きな変化はありませんでした。

少し困ったのが、マンションの光回線。テレワークする人が増えたせいか回線が混み合うことも。もう少し環境が改善されないと、テレワークの際の仕事に支障が出てしまうかもしれません。

Q6. 郊外への引っ越しを考える方へのアドバイスは?

A6. 郊外は徒歩20分圏内で検討を

私が住む相模原市の橋本エリアは、駅前にいろいろなものがコンパクトに集まっていて便利な街です。ただ、駅から離れるとバスは多いものの少し不便なので、徒歩20分圏内で物件を検討したほうがいいと思います。

Dさん

□ 一人暮らし

□ 女性(45歳)

□ 6年前に世田谷区から東京都調布市の分譲マンションに引っ越し

のんびりと便利、両方が手に入る

Q1. 23区から郊外へ引っ越したきっかけや理由は?

A1. 家賃を払い続けるより、買ったほうがいいと思ったから

岡山から転勤して世田谷に住んでいましたが、会社の家賃補助が切れてしまい、家賃を払い続けるよりは購入したほうがいいだろうと思ったのが理由の1つ。通勤の利便性を考えて、京王線沿線で物件を探しました。将来は両親と同居する可能性もあるので、価格と間取りが見合うマンションを希望していました。

Q2. 新築・中古のこだわりはありましたか?

A2. いろいろ見て回って、結果的に中古を購入

新築か築浅が良いなと思っていましたが、京王線沿線は新築物件の値段が高めだったので、条件に合致した中古をフルリノベーションした物件を見つけて購入を決意。水回りもキレイで、値段と間取りも見合うと感じました。

また、購入決定の決め手になったのは、調布市は比較的治安が良いことに加えて、今の物件はマンションの戸数は少ないものの管理が行き届いているのが好印象だったから。不動産会社から「修繕費はたまっている」と聞いたことも、背中を押してくれました。

Q3. 郊外に住んで感じたメリット・デメリットは?

A3. 自然と都市機能のバランスがいいところ

電車で調布駅や仙川駅に出やすく、買い物や病院などの用事をだいたいまかなえるので便利です。近所には小さな神社や緑地が多く、子育て世代も多いので、のんびりとした気持ちで過ごせるのが気に入っています。自分の土地で育てた野菜をスーパーに出荷している方もいて、地場の野菜を安く買えるのは贅沢だなと感じています。

デメリットに感じるのは、住んでいる場所が多摩川に近いこと。近年は大雨のときに影響が出ないか心配になります。

Q4. 23区に住んでいた頃と変わったこと・変わらないことは?

A4. 地元の野菜を購入して自炊することが増えた

以前は外食が多かったですが、引っ越してからはスーパーでおいしい野菜を買えるので自然と自炊が増えました。

変わったことと言えば、マンションの立地の都合上、BSがケーブルテレビ経由でしか見られなくなったこと。そのため、最近はテレビを見る機会を減らし、動画配信を見たり、ラジオを聞いたりすることが増えましたね。

Q5. コロナ禍で働き方は変わりましたか?

A5. テレワークがない企業なので、特に変化はない

テレワーク制度がない会社で働いているので、以前と変わらずに出社しています。通勤で都心部に行くと人が多くて不安に感じることもありますが、地元の駅に帰ってくると人が少なく、感染リスクが少ない環境で安心して暮らせているんだなと感じます。

Q6. 郊外への引っ越しを考える方へのアドバイスは?

A6. ハザードマップは確認したほうがいい

私が住む調布市はわりとなんでもそろっていて住みやすい街です。ただ、多摩川があるエリアなので、ハザードマップを見て水害のリスクを確認したほうがいいと思います。

Eさん

□ 夫婦+子供1人(5歳息子)

□ 奥様(40歳)

□ 4年前に荒川区から千葉県印西市の分譲マンションに引っ越し(うち2年は海外転勤)

ニュータウンはファミリー層が多くて住みやすい

Q1. 23区から郊外へ引っ越したきっかけや理由は?

A1. 子供が産まれるタイミングで郊外に引っ越し

印西市へ引っ越したのは、出産を控えたタイミングでした。子供ができると、あと1、2部屋あったほうがいいだろうと考えたからです。

印西市を選んだのは、日本一住みやすい街のランキングに入っていて、育児施設や商業施設、病院の数が多いことに魅力を感じたから。のびのびとした環境で子供を育てたいと思っていたので、ぴったりのエリアでした。都市部でもファミリー向け物件を探しましたが、あったとしても値段が高かったので断念しました。

また、夫が海外への出張が多いため、成田空港へのアクセスが良いところを探していました。

Q2. 新築・中古のこだわりはありましたか?

A2. 新築を購入

私自身は間取りの使い勝手が良ければどちらでも構わなかったのですが、夫はこれまでずっと新築に住んでいてこだわりを持っていました。

Q3. 郊外に住んで感じたメリット・デメリットは?

A3. ファミリー層向けのエリアのため、価値観の合う人が多い

大型スーパーやホームセンターが身近にあって買い物環境が整っていますし、ニュータウンで歩道が広いので、子供と一緒に歩くときに安心して歩けるのもうれしいですね。また、都心から引っ越してきたファミリー層が多いため、価値観や話の合う人が多いのも魅力だと思います。近所のママ友とは深すぎず浅すぎず、ちょうどいいお付き合いができています。

デメリットとしては、ニュータウンであるがゆえに、昔ながらの商店街のような地域につながりを感じる場所が少ないところ。それと、子育てが落ち着いてパートをしたいと思ったときに、仕事の選択肢が少ないだろうなと感じています。

Q4. 23区に住んでいた頃と変わったこと・変わらないことは?

A4. 車を購入し、電車にあまり乗らなくなった

車がないと不便なので購入しました。少し行った場所に大きな公園があり、家族でサイクリングをしに遊びに行くこともあります。一方で、北総鉄道は電車の運賃が日本一高いので、東京に行く回数は減りましたね。また、周辺に飲食店が少ないので、夜に外で飲む機会は以前よりだいぶ減りました。

Q5. コロナ禍で働き方は変わりましたか?

A5. 夫の在宅勤務が増えた

私自身は現在専業主婦なので大きな変化はなかったですが、夫は在宅勤務が増えました。日中は家で息抜きができていたけど、夫が仕事をしているとやはり気を遣いますね。ミーティング中に子供の笑い声などが入ってしまうので、防音できる部屋があるといいなと思います。

コロナ禍になってからは、世帯数が多いのでマンションのエレベーターをなるべく使わないようにしました。階段を使えば運動にもなりますから。また、宅配便も玄関ドアの前に置いてもらうようにしています。

Q6. 郊外への引っ越しを考える方へのアドバイスは?

A6. 子育て環境が整っているエリアが狙い目

印西市は商業施設が点在しているので、車があったほうがいいと思います。子育て環境がとても充実しているのも、住んでみて実感しました。夫は転勤が多いので、何年か後に引っ越す可能性がありますが、その時は子供にとっていい環境の場所を選びたいと思います。

スタッフからのコメント

お子さんが生まれたことで、より快適に暮らせる住まいを求めて郊外に引っ越しをされるケースが多いことが見えてきました。買い物のしやすさ、子育てのしやすさ、のんびりとした人間関係、適度な自然がそろっているのが郊外暮らしのメリットのようです。また、価格と広さのバランスを重視した結果、郊外を選択された方も多いことがわかりました。一方、デメリットになりがちだった通勤時間については、テレワークの広まりによって状況が変わった方も。今後、ますます郊外暮らしの人気が高まっていくかもしれません。

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